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~スーツ用語集 か行~
か
カーディガン・スーツ
カーディガン型の衿なしジャケットを組み合わせたスーツのことをいう。小学生などの学生服に見られるほかノンスーツの1種ともいえる。
カーターシャツ
カフタンに似た、ゆるやかなシルエットのプルオーバーシャツ。本来、回教徒の男女が着たシャツまたはブラウスのことをいう。多くは薄手コットン地で作られ、衿なしで両脇裾にスリットが入っている。インド北方の住民が着ていたが、1970年前後から若者のサマーファッションに採り入れられた。
貝ボタン
貝を削って作られたボタンで、シャツ用としては高級なものとされる。白蝶貝・黒蝶貝・高瀬貝を材料とした貝ボタンがよくシャツで使われる。
開襟シャツ
襟を開いて着るように仕立てたシャツ。ネクタイを結ばないで着る。別名オープンシャツ。
ガウチョシャツ
ニットや織物で作られ、ブラケットを4つのループでボタン留めとした衿付きのプルオーバー型のスポーツシャツ。1930年代に流行したもので、もとは南米アルゼンチンにすむカウボーイ"ガウチョ"が着ていた。
肩入れ
スーツの後ろ身頃と前身頃の肩の部分を縫い合わせるときに、くせを取ったり、いせ込んで体型に合わせることを言う。
カッタウェー・フロント
モーニングコートの前裾のように、大きくカッタウェー(切り落とす)されたデザインのことをいう。また、これほど極端ではなくても、大きめにカットされた前裾のことを言う場合もある。
カッターシャツ
ドレスシャツ・ワイシャツと同義。主に西日本でカッターシャツと呼ばれる。
カットタイ
先端を真っ直ぐにカットしたネクタイのこと。
カナディアン・シャツ
シャツ・ブラウスで使われる用語。大きな格子柄を特徴としたオープンカラーで、両胸にポケットが付けられたスポーツシャツ。多くは厚手のウール地で作られる。着こなし方はアウターウエアとして用いるのが一般的だが裾をスラックスの中に入れるのがファッションとなっている。カナダのきこりたちに着られたことからこの名称がある。また、"ランバージャックシャツ"という名称もある。
鹿の子
ポロシャツでよく使われるニット生地で、平編みの変化組織。鹿の背の白い斑点に似た模様の編み方の総称。
カフス
ドレスシャツの袖口のこと。
カフスボタン
別名カフリンクス。ドレスシャツのカフスの穴に通して袖口を留める、装飾を兼ねた留め具のこと。
カフリンクス
別名カフスボタン。
かま衿
背広やコートの衿から肩にかけての形状をさす言葉で、衿を低く平らに寝かせたもの。衿もとがすっきりした感じになり、服の重みが肩にかかるのを軽減させる。フラットカラーともいう。対して衿が立った感じに見えるものを"ぼうえり 棒衿"と呼んで区別している。
カムデンメリノ
1797年、オーストラリアに初めて上陸したスペイン王室門外不出のスペインメリノ種の羊に由来し、そのうち8頭を買い取ったJ・マッカーサーが同種の羊の飼育に成功し、一躍オーストラリアを羊毛の国にした。以来、この牧場で産する羊毛は、憧れのウールとして最上級の名が与えられた。つまりスペイン王室の秘法を今に伝える純血種のスペインメリノによる羊毛をカムデンメリノと呼ぶようになった。
カラー
衿の上部分(上衿)のこと。首に沿って立ち上がり、衿腰からシャツが1cm程度(衿腰の高いシャツは2cm程度)出るくらいが望ましい。
カラー・アタッチド・シャツ
衿が付けられたシャツ。 つまりごくオーソドックスな型のドレスシャツやスポーツシャツなどのもってまわった呼び方。
カラーキーパー
別名カラーステイ。カラー(衿)芯のことで、襟の裏に挿入してシャツの衿を真っ直ぐに保つ役割を果たす。
カラークリップ
両側がクリップになっていて襟の両端を挟んでとめる金具。
カラーステイ
別名カラーキーパー。
カラードシャツ
色付きのドレスシャツの総称で、一般に"カラーシャツ"と呼ばれている。
カラーピン
ピンホールカラーのドレスシャツ専用の金具。襟に開いている穴にさして使う。
カラーボーン
別名カラーキーパー。
カラーボタン
アタッチドカラーをドレスシャツの身頃につける場合に用いるボタンのこと。
絡み織
シャツ用語で、綟り織や綟子織(もじりおり)ともいう。経糸を互いにもじり合わせながら、緯糸を打ち込んだ織物。
カルゼ
別名フランス綾。
カレンダー加工
生地をローラー(これをカレンダーという)に通して、熱を加えながら潰すことで、生地全体に光沢を出す加工方法のこと。
カンガルーポケット
スポーツウエアの前身頃中央に付いた大型のパッチポケット。カンガルーの腹袋を連想させるので、この呼び名がある。アノラック、ヨットパーカに見ることができる。
ガンクラブ・チェック
別名二重弁慶格子。
カントリースーツ
カジュアルな感覚のスーツのこと。 多くはツイードなどのカントリーライクな生地で仕立てられる。
ガンパッチ
肩から胸にかけて付けられる当て布のこと。 ハンティングジャケットやシューティングジャケットに見られるほか、カントリーライクなジャケットのアクセントとして用いられる。もともとは銃を肩に支えるように付けられていたデザインで、エルボーパッチと同じく革製のものが多い。ガンフラップの別名。
き
キトン
イタリア・ナポリの最高級縫製メーカー。創業者はチロ・パオーネ。キトンはギリシア語で「礼服」を意味する。
絹
英名は「シルク」。蚕の繭からとった天然の繊維のこと。
ギザ
世界三大超長綿の一つ。エジプトのナイル川流域の一部でしか採ることができない、高級エジプト綿の名称。ギザ45とギザ70が特に有名。
起毛(きもう)
繊維の表面をループ状に起こしてケバ立てる加工のこと。起毛すると繊維は厚みを増し、柔らかくなって保温性が高まる。
ギャバジン
織り目の緻密な綾織物のこと。斜めに織り目が浮き出ているのが特徴で、主にウールやコットンで織られている。
キャンディー・ストライプ
シャツの柄で、白地に青・緑・赤・オレンジなど、キャンディによくある鮮やかでカラフルなストライプ。
吸水速乾
最近のシャツに施されている、水分を素早く吸水して短時間で乾く加工。
切り替えしシャツ
身頃や袖などについて、ひとつのパーツの途中で、別の素材や別の色に切り替えて作ってあるシャツ。
ギンガム・チェック
シャツの柄で、縦と横の幅の等しいチェック。
く
クールビズ
日本で夏期に環境省が中心となって行なわれている、環境対策などを目的とした衣服の軽装化キャンペーン。またはその方向に沿った軽装。
クールマックス
綿素材よりも5倍の速さで汗を吸収・蒸散し、体の快適な湿度を保持し体温を下げる新素材技術。インビスタ社の商標。
ぐし縫い
布にくしをさす様に、裏表の針目を揃えて、細かい目で縫う技法。主に袖山・肩線・パンツのいせ込みをする際などに用いられる。
クラバット
ネクタイを意味するフランス語。 語源をたどっていくとネクタイの発祥が明らかとなる。
グラフ・チェック
シャツの柄で、別名ミニチュアチェックという。グラフ(方眼紙)のように細かな等間隔のチェック。
クラブフィギュア
ネクタイの柄の一種で、クレスト柄やクラブ小紋ともいう。各カレッジや一般のスポーツクラブの紋章柄。ストライプの間に紋章があるものはロイヤルクレストと呼ばれる。
クラブ・ボータイ
ボータイの1種で、結んだ時の両翼が一直線の形になるもの。中くらいの巾で端がすべて丸くカットされている。黒、ミッドナイトブルー、またはダークブラウンのシルクやサテンで作られ、タキシードなどに用いられる礼装用のボータイ。別名スクエアボータイ。
クリア加工
織物の表面にでるケバを、刈ったり焼いたりして取り除く加工のこと。
クリース
パンツの両足中央部に入れられた折り目を指す。パンツに立体感を与え、足のラインを長く綺麗に見せる効果がある。そのため、常にビシっと折り目が付いた状態が望ましい。
クリップオンボータイ
最初からボータイの形に作られており、うしろに付けたバンドの端をクリップ留めにするタイプのもので、ピアネスと呼ばれることもある。ちなみに手結びタイプのボータイを蝶ダービーという場合がある。
クルーネック
ネックラインの1種で、首元が丸くつまった型をいう。 俗にいう「丸首」のこと。クルーは船の乗組員の意味で、彼らの着用するシャツのデザインが由来とされる。
グレーディング
型紙おこしのこと。採寸データをもとに個々のスーツのもととなる型紙を作成し、裁断して縫製することにより体にフィットするスーツが出来上がる。
クレッセント・ポケット
切り口が三日月状にカーブしたポケットのこと。 ウエスタンシャツのポケットデザイン、ウエスタン歌手用の派手なジャケットに多く見られる。
クレリック(クレリックシャツ)
襟とカフス部分に白い衿を使用し、身頃に色や柄物の生地を使ったシャツのこと。
クレリック・ポロ
クレリックシャツのように、衿と身頃が異なる色のデザインを施したポロシャツ。多くは白衿で、ポロシャツ人気の中、こうしたタイプに人気が集まっている。
グレン・チェック
シャツの柄で、千鳥格子とヘアラインの小さいチェックの組合せからなる、大きなチェック。
クローバー・リーフ・ラペル
背広の衿型の1種。 上衿と下衿の先を、ちょうどクローバーの葉のような形に丸くカットしたものを指す。コンテンポラリーモデルの代表的なラペル。
クロスオーバー・タイ
ネクタイの1種。 リボンのような形の短いタイを衿元で交互に重ねて、それを飾りピンで留めたもの。主に礼装用に使われる。別名コンチネンタル・タイ。
グログランテープ
横に畝(うね)を表した、平織で織られたテープのこと。主に衣類や雑貨などに副資材として使われる。
け
形状記憶
シャツを縫製し、しわのない状態で特殊な機械に通して薬品を吹きかけることにより、しわのない形状を記憶させて防しわ性を向上させる加工。製品完成後に施す。形態安定繊維を薬品につけて防しわ性を向上させる加工のこと。製品を縫製する前の生地の段階で加工する。
毛芯(けじん)
羊毛や馬の尻尾の毛などで織られた芯地。ジャケットのラペルなどに使われている。
剣衿
背広の衿型の1種でピークドラペルを指す。 フォーマルウエアによく使われることから、洋服職人の間ではフォーマルウエアをこの衿にちなんで、"剣もの"と呼んでいる。
剣ボロ
シャツの袖空き部分のこと。剣の様な形からこう呼ばれる。
こ
コージ
背広の衿などに見られる「衿きざみ」のこと。
ゴージライン
カラー(上襟)とラベル(下襟)の、縫い合わせた部分のこと。ゴージラインが高めにあるデザインのイタリアクラシコなどは、高度な技術が要求される。
コーディネート・スーツ
ジャケットとスラックスを別の素材で作ってコーディネートさせ、スーツに仕上げたもの。スーツとセパレーツの中間的な感覚をもっているが、この例でわかるように「スーツとは、上下共揃いの生地で仕立てたもの」という概念が近年変化してきている。
コート・レングス
一般には「コート丈」「着丈」のことを言う。 ネックライン(首の位置)から裾までの全長。長さによって、さまざまな呼び方がある。
コート・スーツ
コートとスラックスを共地で仕立てたスーツのこと。
コイン・ドット
シャツの柄で、硬貨位の大きさの水玉模様。
格子柄
シャツの柄で、チェック柄のこと。
高番手
数字の大きい糸番手を指す。数字が大きければ大きいほど糸が細くなり、高級な生地になる。細番手と同義。
腰ポケット
別名、サイトポケット(脇ポケット)。フラップ(ふた)は雨風をしのぐために考案された。
コットン
綿の英名で、もっともポピュラーな天然繊維。吸湿性や保温性があり、通気性に優れてサラッとした感触がある。
小紋
シャツの柄で、細かい単位模様を繰り返し染めたもの。
殺し襟
ジャケットなどの襟部分を首筋にフィットさせるための技法のこと。丹念にアイロンで押さえながら生地を形付けていく。
コンケーブド・ショルダー
背広の肩線(ショルダーライン)の1種。 全体に湾曲して、袖山で盛り上がったもの。ヨーロピアン調の背広に多く見られる。コンケーブとは「凹型の、中くぼの、くぼんだ」の意味。
コンチネンタル・モデル
欧州型の背広モデルの総称。
コンテンポラリー・モデル
IACDが1965年に発表した流行モデル。 コンテンポラリーとは「現代的」という意味があり、シングルブレステッド1ボタン、衿はLシェープドラペル、フィッシュマウスなどの変わり型。脇ポケットはウエルトポケット、肩線はテーラードショルダーで、ウエストを絞った短い上着丈が特徴的。主にアメリカ西海岸、特にハリウッドを中心とした芸能人に愛用され、素材もイリデッセントなど派手なものが好まれている。日本では単に「コンポラ」の名前で呼ばれることが多い。
コンバーチブルカフス
シャツの袖をボタンでもカフスボタンでも留めることが出来る両用スタイルのシングルカフス。片方にボタンが付き、両方にボタンホールがある。
コンパクトヤーン
特殊な紡績機からしか作ることのできない高級綿糸のこと。