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~お国柄別のスーツのトレンド ヨーロッパ~

ヨーロッパの歴史とスーツの誕生

現在ではビジネスに欠かすことのできないスーツですが、もともとはフランス革命後から産業革命前後の間で、イギリスのブルジョワたちが仲間意識を高めるために着始めたものという説があります。
イギリスは、ヨーロッパの中でもほかの国とは違う独特の服飾文化があり、今日まで続いているスーツのスタイルもイギリスが確立していったものだと言われています。当時経済活動が活発であったイギリスは、ブルジョワの台頭もほかのヨーロッパ諸国よりも早かったため、スーツの発展も早かったのです。
スーツ発祥の地イギリスでは、現代でも伝統的なブリティッシュスタイルと呼ばれるメンズスーツが高い人気を誇っています。

それぞれのスタイル

ブリティッシュスタイルのスーツは、肩幅とウエストはコンパクトにまとめ、男性特有の胸板の厚さを強調するデザインになっているのが特徴的です。このデザインがスーツのルーツとなり、世界中のメンズスーツに影響を与えてきました。
イギリスでは今でもこの伝統的なブリティッシュスタイルのスーツが受け継がれていますが、所変われば品変わるということで、ほかのヨーロッパ諸国ではイギリスとは違ったデザインのスーツに発展していったようです。

ヨーロッパのメンズスーツのスタイルのひとつに、イタリアンスタイルがあります。イギリスでは、仲間意識を高める役割があったメンズスーツでしたが、イタリアでは個性を強調し、自分らしさを表すためのファッションアイテムとして発展していきました。
イタリアのスーツは、自分を格好良く見せたり、女性からモテることを考えてデザインされているようです。例えば、ジャケットはセクシーさを表現するためにヒップラインを強調する丈の長さになっていたり、体にフィットするような高級な素材を多用してスーツを仕立てていたりします。
ブリティッシュスタイルがかっちりしていて紳士的なのに対し、イタリアンスタイルはしなやかでセクシーという印象となっています。

一方フランスでは、イギリスのかっちりさとイタリアのしなやかさが混じったようなフレンチスタイルのスーツが発展していきました。メンズファッションよりもデザインの幅が広いレディースファッションの方を重視しているためか、フランスではメンズスーツもどことなく女性のスーツ寄りの中間的なデザインが多いとのことです。レディースファッション業界の頂点であるフランスは、イギリスやイタリアと比べると、メンズファッションはやや存在感がないようです。それでも、世界一であるレディースファッションのエスプリをメンズファッションにも注ぐことで、独自のフレンチスタイルを確立しています。

イギリス生まれのスーツは、イタリアやフランス以外のヨーロッパ諸国でも、お国柄を反映しつつ発展していったと考えられています。そのため、一口にスーツといっても、そのお国柄でデザインや素材、歴史などが微妙に違っていて、一言では表現しがたいほど奥深いものなのです。

スーツは歴史や文化の反映

ヨーロッパの人たちにとって、スーツは人前に出るときの標準服として着られています。ビジネスをはじめ、色々な分野でフォーマルな服として日常的に着られているものなのです。スーツを着ることは、ヨーロッパ人におけるたしなみであり、それは長い歴史があってこそ出来た服飾文化だとも言えます。
まだまだスーツの歴史が浅い日本では、日常的にスーツを着ているとしても、ヨーロッパの人のようなスーツの着こなしは難しいでしょう。ファッションは、ライフスタイルに関わってくる部分が大きいからです。

ですから、スーツを本当に着こなすことが出来る人というのは、ヨーロッパの歴史や文化などをよく理解している人なのかも知れません。しかし、私たち日本人は、積極的に本場ヨーロッパのスーツに触れることで、本物のよさを感じることや、理解することは出来ます。ヨーロッパのスーツを着るということは、ヨーロッパの歴史や文化を肌で感じるということにつながると言えるでしょう。

世界的に不動のデザインとは

世界的に見て、スーツの不動のデザインとはクラシックなデザインだと言われることが多いですが、そもそもクラシックなデザインとは何だろうという話になってきます。
メンズスーツ発祥の地であるイギリスでも、さまざまなモデルがあるため、これがクラシックなデザインだとは断言出来ないようです。イタリアでは、スーツ作る際に型紙を作らなかったそうなので、決まったデザインというのはこれといってないそうです。

ヨーロッパをはじめ、世界のスーツのベーシックな形というのは、体型を美しく見せるにはどうしたらいいのかを考えて作られたものだと言えます。コンピューターではなく人間が生み出したということに、そのデザインになった意味があるのではないでしょうか。

イギリスに始まったスーツの文化は、長い時間を経てさまざまな国でさまざまな人の手によって育てられ、今も成長をしています。100年後には今とは違ったデザインが流行しているかもしれませんが、根底に流れている精神は変わらないまま受け継がれていくことでしょう。

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