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~お国柄別のスーツのトレンド 日本~

発祥と移り変わり

終戦後、敗戦の日本から立ち直るために男たちは汗を流して働き通しました。働く男たちは、戦争で着ていた軍服を仕立て直して、作業着として着用しました。
戦争から経済活動へと動く大きな社会の移り変わりとともに、やがて軍服はメンズスーツへとその姿を変えて行きました。現代のメンズスーツの衿を大きく開けたスタイルは、詰襟の軍服の上部についているボタンをはずして崩した形だという説があり、軍服がスーツのルーツであることを物語っています。

昔の日本では、テーラーがオーダーメイドで仕立てるスーツが一般的でした。しかし、近代の日本ではレディーメイドのスーツが一般的になり、昔ながらのテーラーは急激に衰退していきました。諸外国でもレディーメイドの波はありましたが、日本のようにテーラーが著しく衰退するようなことはありませんでした。
これは、伝統を重んじる諸外国と日本のスーツに対する考え方の違いだと言われています。しかし、レディーメイドながらも、日本は欧米のスーツのいいところを取り入れたり、日本人が好むデザインや流行などでスーツを自由に進化させてきたという点があり、この点では諸外国のスーツへの思い入れに負けじとも劣らないでしょう。

日本語では、メンズスーツのことをしばしば「背広」と呼びますが、これはロンドンの中心部にある「サヴィルロウ」(名門紳士服店が軒を並べていることで有名)がなまって「セビロ」になったのではないかという説が有力とされています。

近代の進化

現代の日本には、スマートでコンパクトな既製品のスーツが多く出回っていますが、1980年代のバブル経済期には、自分を成功者として大きく見せるためか、肩幅が広く、丈が長い少し不恰好とも言えるスーツが流行していました。
バブル崩壊後はそのようなデザインを好む傾向はなくなり、日本のメンズスーツは方向転換を求められました。90年代に入ると、まじめさや誠実さを現すために海外ブランドの高級なスーツを着る人たちが増えたようです。その動きを読んで、日本でも海外のブランドを真似たスーツが多く作られましたが、思想から縫製技術に至るまで、海外と日本とでは大人と子供ほどの差がありました。

現代の日本では、余計なものを除き本質を見極めたスーツ、世界にも通用するスーツとして、日本のスーツは安定期を迎えました。長く着ることが出来るシンプルなデザインのスーツが好まれているようです。
しかも、単なる仕事着としてではなく、自分好みのワイシャツやネクタイと合わせることによって、着る人の個性も出せるツールとして活用されるようになりました。既製品のスーツでも、着る人によって各々のスタイルを作り出すことができ、日本のメンズスーツは静かに進化し続けています。

特徴と文化

戦争時代の軍服にルーツを持つ日本のメンズスーツですが、海外のスーツを参考にしているためか、日本独自のスーツの特徴というのはこれといって特にないようです。
しかし、海外の文化のよいところを柔軟に受け入れて吸収し、日本の技をもって工夫を凝らし、自分たちの文化にさりげなく取り入れてしまうというところは、日本独自の素晴らしい特徴だと言っても過言ではないでしょう。 このおかげで、昔ながらの伝統のデザインにとらわれることなく、時代の流れによってスーツの形を変えることが出来たのは日本独自のことです。その時代ごとのトレンドに上手く対応出来るのは、日本の文化の中にある自由な発想があったからこそなのです。

また、日本は、高品質でありながらリーズナブルなものを作ることに優れた国です。品質を保ちながら大量生産することが出来る技術にも秀出ていたために、既製品のスーツを量産出来たとも言えるのではないでしょうか。
春夏秋冬、高温多湿の気候を持つ日本では、機能面に優れたスーツやワイシャツが重宝されています。デザインへのこだわりもさることながら、通気性、保温性、記憶形状などの機能面を重視するスーツというのも、日本の特徴的なものと言えそうです。

最近の流行

スーツの流行やトレンドは時代によってさまざまに変化しますが、ここでは、最近の日本のメンズスーツの傾向をご紹介します。

まず、全体的なスタイルについてですが、既製品ではすっきりとしたデザインで体型をタイトに見せるデザインが多く出回っています。肩周りはコンパクトに、ウエストもシェイプさせて、全体的にシャープな印象に見せるものが多いようです。ジャケットは、胸元の縦のラインを強調した襟幅の狭いナローラペルや、カジュアルにも着こなせるモードタイプスーツが人気です。大量の既製品のスーツが流行する昨今ですが、オーダーメイドのよさを重視する人も多くなり、オーダーメイドのスーツが普通だった頃への回帰という流れも出てきています。

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