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~日本のスーツの現状~

スーツをどこで購入するか

既製品のスーツを買いたいと思った時に、まず頭に浮かぶのが、紳士服の専門店やスーツの大型量販店ではないでしょうか。それぞれのターゲットやニーズに合わせた商品展開で、その時の流行りのデザインのスーツが、手軽にリーズナブルな価格で手に入るので、若い人からも人気があります。

特にサイズの問題がない場合や、初めてのスーツを購入する際には、このような専門店や量販店、またはデパートで購入される方が多いと思います。デパートの商品は既製品が中心ですが、パターンオーダーやイージーオーダーのスーツも取り扱っています。中には、フルオーダースーツを扱っているデパートもあるようですが、基本的にはフルオーダーと既製服の良いところを採用したイージーオーダーやパターンオーダーが主流です。フルオーダーに比べて、低価格で短期間で仕立てられるメリットや、最新のデザインが手に入るということで、こちらもニーズがあります。オーダースーツの導入として、デパートや紳士服専門店でのイージーオーダーやパターンオーダーを利用する人も少なくありません。

二極化が進む現状

日本のスーツの現状を消費者の視点に立って考えてみると、徹底的に安さを求める人と、高くても良いものを求めている人との二極化が明らかになりつつあります。
リーマンショックからの買い控えの影響もあり、一概に年代別による差があるとは言えませんが、手軽にリーズナブルなファストファッションで育ってきた年代がスーツを買おうとした時に、スーツに対しても安さを追求し優先する傾向があるようです。

「人生初めてのスーツ」は、どこでどんなものを買っていいものかわからないという場合、ほとんどの方がスーツの量販店や紳士服の専門店に足を運ぶのではないでしょうか。今の量販店のコストパフォーマンスには、目を見張るものがありますし、若い世代にとって魅力的な戦略でアプローチしているのも事実です。
一方で、「良いものを長く大切に着たい」という人も当然いらっしゃいます。そういう方は、多少の割高感はあっても、オーダースーツが「論理的に考えれば、高くはない」ことを知っています。そして、自分の欲しいデザインや生地で作ることが出来、自分の体型にジャストフィットのスーツに対する満足感は、お金には代えられないものだということも知っています。
お手入れ次第では、10年20年と長く着られることやお客様の満足度を考えれば、安い既製服を何度も買い変えるよりも、結果的にはオーダースーツの方が安いということになるのです。若い世代の方から見ると、オーダースーツは「中高年が着るもの」というイメージを持つ方も多いかもしれません。確かに、経済的にある程度の余裕がある方でなければ、フルオーダーのスーツには、なかなか手が出ないかもしれませんが、今の日本のオーダースーツ業界の現状は、分業化されているので、オーダースーツでも比較的手ごろな価格で手に入るものもたくさんあります。

テーラーの細分化・分業化

いざ、オーダースーツを仕立てたいと思った時に、どのテーラーを選ぶかということは、もっとも重要です。
お客様の注文により洋服を仕立てる職人やそのお店をテーラーと呼び、特に男性向けの仕立屋さんや職人のことを「テーラー」と呼んでいた歴史があるようです。中でも、採寸から型紙を起こし縫製までの作業を一貫して行い、全て手作業で仕上げる職人のことを「bespoke tailor(ビスポーク・テーラー)」と呼んでいました。「bespoke」とは、「注文の~」という意味で、その語源は「話や希望を聞いてもらいながら、服を仕立てていく」ことなのだそうです。

もともと「テーラー」とは、この「ビスポーク・テーラー」を指していたのですが、コストやスピードを優先していった結果、テーラーの仕事の細分化分業化により、現在では、「仕立屋」という幅広い意味で「テーラー」という言葉が使われています。

最近の流行

テーラーの細分化や分業化が、オーダースーツ衰退への要因のひとつではありますが、それだけではありません。
後継者不足も大きな問題となってきました。分業化や細分化を主軸にしてスーツを作るのであれば、コストやスピードに重点を置き大量生産をすることにより、スーツのクオリティをそれほど追求しなくなります。
そこそこのレベルの品質のスーツであれば、それでよくなってしまうのです。スーツを安く供給するためのコストパフォーマンスを考えれば、人件費の削減は仕方のないこと。結果、熟練の職人に対する賃金をかけることが出来なくなります。となれば、職人の仕事もなくなり、職人のなり手もいなくなる、当然の流れです。

現在では、またオーダースーツの良さが見直されつつありますが、スーツ業界の主流はやはり既製品です。その中でも、品質よりも安さを求める人、高くても良いものを求める人、その二極化がどんどん進むことにつながるのです。

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