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~オーダーシャツについて 生地編~
ワイシャツには色々な色や形の違う種類がありますが、一番オーソドックスな白いワイシャツで比較してみると、同じ糸でも縫い方が違うだけでシャツの出来上がりの印象が変わってきます。
また糸の太さなどによっても白いシャツは別の生地で出来た違うシャツのように見えたりします。オーダーシャツの良い所は生地や糸も自分の好みの物にこだわりを持てる所です。またこだわりよりも着心地優先の方はやはりオーダーシャツがお薦めです。
生地(織り方)の種類について
≪ブロード≫
オーダーシャツの一番代表的な生地と言えます。縦横に使う糸の割合は縦糸と横糸の倍にした密度。使う糸は大体50番手が使われる事が多いのですが、80番手(※)から120番手が使われる事もあります。この番手の糸を使うとなめらかに見え高級感が出て来ます。
≪オックスフォード≫
通気性が良いので夏向けのシャツとも言われています。縦横2本ずつ揃えて平織りにしたもの。しわになりにくく、丈夫な生地と言えます。カジュアルなイメージがありますが、番手が細いシャツもあり、ロイヤル・オックスフォードと呼ばれています。このシャツはとても上品な仕上がりになっています。
≪シャンブレー≫
縦に色糸、横に白糸を使った平織のシャツです。布面の独特さが人気とされています。光の当たり方によっては見え方も異なって来ます。コットンの良さと自然な色合いを綺麗に見せる事が出来るシャツです。
≪ツイル≫
斜めに織られている布のことです。また斜めに畝が出るのも特徴です。光沢もありシワになりにくい生地です。デニムもツイルの一種と言われています。
≪ドビー≫
糸で柄を出し規則正しい模様を連続して織る、ドビー織機を使って織った生地です。このドビー織り機で作ると小柄な織り方ができ、特徴のあるシャツに仕上がります。
※糸の番手とは…
糸の太さ表す数字を番手と呼び、数字が大きくなるにつれて糸は細くなります。ドレスシャツを作る時に使う糸は大体50番手から120番手、カジュアルシャツを作る時は40番手から80番手を使います。カジュアルシャツを作る時は太い糸が使われる事があるのが分かります。
※織り方
平織りとは縦糸と横糸を交互に織って行く生地の事です。いちばん色々な物を作るのによく使われる織り方とされています。綾織りとは縦糸と横糸が交差する糸を2本以上すくいながら織る方法です。
※織り機の話
ドビーの話は前にしましたが、もう一つ対象になる織り方があります。それはジャガード機で織るジャガード織りです。このジャガード織りはドビー機と比べて多色で複雑に織って行く機械です。そのため細かい柄や変わった柄を織る事が可能になります。
生地の素材
一般的に使われるのは綿。綿は吸収性がよく通気性も良いので年間を通して着る事が出来ます。生地も強く洗濯、高温度のアイロンにも耐えます。綿100%のシャツは着心地が最高です。次に麻ですが麻は綿よりも丈夫です。家庭での洗濯も気にせず出来ます。通気性も良く種分も吸収、発散能力は優れています。麻は手触りが気になる人がいるかもしれません。綿、麻共にシワになりやすいというデメリットがあります。よく綿にポリエステルが混ざっているシャツがあると思います。ポリエステルが混ざっているとシワになりにくく、手入れが楽になります。形状安定素材にもよく使われます。
生地の柄
≪ストライプの種類≫
ロンドン・ストライプ | 同じ太さのストライプです。(大体5mm程の太さ) |
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ペンシル・ストライプ | 書いて字の如く、鉛筆で書いたような細いストライプの事を言います。一般的には単色。 |
ヘアライン・ストライプ | 髪の毛のように細いストライプです。パッと見無地に見えてしまう程細いストライプです。 |
トリプル・ストライプ | 3本の線が1つのセットになったストライプです。 |

ロンドン・ストライプ

ペンシル・ストライプ

ヘアライン・ストライプ

トリプル・ストライプ
≪チェック柄の種類≫
グラフチェック | 方眼紙のような細かいチェック模様です。 |
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ウィンドーぺーン | 窓枠のような大きさのチェック。縦横の長さは均等で、一色で細いラインを引いているイメージです。 |
タッタソールチェック | 白地に2色の線が交互に入っている模様です。 |

グラフチェック

ウィンドーペーン

タッタソールチェック
≪ドット柄の種類≫
ピンドット | とても小さいドット柄です。 |
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コインドット | コイン程の大きさのドット柄です。 |
ポルカドット | ピンドットとコインドットの中間柄です。 |
シャワースポット | 不規則なドット柄です。 |

ピンドット

コインドット

ポルカドット

シャワースポット
このように、生地だけでも色々な種類があり、柄や色など含めるとこだわりを持つ部分はたくさんあるものです。オーダーシャツを作るのであれば、着心地を重視しますが生地にもこだわりを持つと更に個性を出ることが出来ます。